距離、馬場、重賞実績のハットトリックだ。「マイルCS」(19日)で史上5頭目の連覇に挑むのがハットトリック。京都芝マイルは3戦3勝と無敵を誇り、勝てばJRA芝マイル重賞歴代最多タイの4勝目。
昨秋の剛脚を再び――。今年未勝利のハットトリックが復権に燃えている。トレセン全休の13日朝、厩舎には角居師の姿があった。
「状態は良くなってますよ。サラブレッドが一番走ると言われる休み明け3戦目。筋肉1本1本の引き締まり方も変わってきた。レースが近いのが分かっているのか、いい意味でピリピリしてきている」
マイルCS→香港マイルでG1連覇を飾った昨秋とは一変。今年は運にも見放されている。初戦の中山記念(11着)がドロドロの道悪馬場に泣き、その影響を引きずったまま、ドバイデューティフリーは12着大敗。
帰国後の安田記念(13着)は直線で他馬と接触するアクシデント。毎日王冠は出遅れが響いた。角居師は「脚質的にどうしても展開に左右される面がある。
マイル路線はいつも頭数が多くて、ちょっとした不利が致命傷になってしまう。でも、馬そのものは去年と変わりないんだ」と愛馬への信頼は揺るぎない。
昨秋は天皇賞・秋7着から上がり3F33秒3の剛脚を駆使し、ダイワメジャーを鼻差差し切った。今年は天皇賞・秋8着と臨戦過程はほとんど同じ。
調教担当の酒井助手は「馬は締まって充実しているし京都のマイルは一番合う。先週の京都は外からの差しも決まり出したし、そういった意味でもチャンスはある」と京都芝5戦4勝のコース適性を強調する。
デビュー以来、2〜5着に入ったことが1度もない。勝つか大敗かの一発屋タイプ。「ハマればまとめて差し切る力は持っている」と角居師は締めくくった。先週7日のメルボルンCでワンツーの快挙を達成した“角居軍団”が、今週も猛威を振るう。
※ 今期混戦の予感がする。
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